子どもが野球を辞めたいと言ってきたらどうすればよいか?

皆さんこんにちは!

 

今日は昨日書いた、

諦めずに頑張りなさいのデメリット

の続きです。

 

前回の記事では、

 

目次

安易に「諦めずに頑張りなさい」と言ってはいけない

 

と書きました。

 

誤解を招かないように先にお伝えしておきますが、

頑張る事自体を否定しているわけではありません。

また記事にしたいと思いますがGRIT”やりきる力”というのもあるので、

諦めずに頑張ったことによって大きな成果を生み出すことは沢山あります。

 

しかし、「必ずしもそうしなければならない」という固定概念に囚われて、

安易に言ってはいけないという思いで書いています

 

 

では具体的にはどうすればよいのでしょうか?

 

もし、子供が「野球を辞めたいんだ」と言ってきた時を仮定して考えていきたいと思います。

まずは、相手の思いを聴く

 

「野球を辞めたいんだ」と話してくれた時にすぐさま

「ここで諦めちゃダメだ!」などと否定してはいけません。

また、逆に

「辞めたいなら辞めてもいいよ」

と許してもいけません。

 

まずは、相手の思いを聴くのが大切です。

これは、頭ごなしに否定するとショックを受けてしまうという理由もありますが、

安易にこちらが答えを出さずに、自身で考えさえる必要があるからです。

 

「お父さんが言ったから、我慢して続けた」

「お父さんが辞めて良いって言ったから、辞めた」

といった感じで、他者に責任を押し付けてしまう決定を子供にして欲しくないのです。

あくまで、続ける続けないは自己決定を促します。

 

相手の思いを聴く際はまず、「野球を辞めたいのか?」とオウム返ししてみましょう。

それで、「うん、中々レギュラーも取れないし・・・」

という感じで理由を話してくれる場合もあります。

 

沈黙になるようなら「何かあったのか?」「何か理由はあるのかな?」

と聞いてみましょう。

意外と理由を話していると自分の気持ちに整理がついて、

やっぱり続けようという気持ちが湧いてきたりするものです。

 

また、「やっぱり野球はやめて、プログラミングやってみたいんだ!」

という前向きな理由があれば、なおさら強く引き留める必要はないかもしれません。

まずは、相手の思いをじっくり聞いてみましょう

 

戦略を変える

 

もしも、辞めたい理由が「上手くならない」であった場合は、

戦略を変える提案をしてみましょう。

 

不得意な事は、得意な事に比べて成長のスピードが圧倒的に遅いです。

 

例えば体格面で言えば、

身長180cmの高校生と160cmの子で、同じ練習をしても

投げるボールの速さや打球の飛距離にはかなりの差が出ます。

 

また、性格面でも

周りの目をすごく気にする子や失敗すると落ち込みやすい子より、

勝気で失敗を恐れないタイプの方がピッチャーに向いていたりします。

 

なので、野球という競技の中でも

その子が勝負していけるポジションを一緒に探してあげると良いと思います。

 

この際に注意したいのが、

「お前は背も小さいし、弱気な性格だからピッチャーは諦めて、セカンドでレギュラーを目指せ」

などと、

こちらで決めつけてしまってはいけません。

また、弱点を指摘せずに、長所を指摘しましょう。

上記のような言い方だと、

「ピッチャーというポジションから逃げた」

というネガティブな印象だけが残ってしまいます。

あとは単純に「お父さんは何もわかっていない」といった感じで

まず受け入れられないでしょう。

 

「〇〇は、足も速いし小回りが利く、あと周りをよく見ているから違うポジションの方が大成しそうだけどな」

みたいな感じで提案してみましょう。

 

そしてあくまで、自己決定を促します。

その結果、

「やっぱりピッチャーじゃなきゃヤダ」となれば、

「じゃあどこを磨けばエースになれるかな」とまた考えていきましょう。

 

何も考えずにがむしゃらに頑張るというのは、意外と楽をしています。

「素振り500回を毎日やれば必ずレギュラーになれる」

「毎日10km走ればエースになれる」

と何も戦略をたてずに頑張るのは挫折もしやすいし、効果も少ないです。

 

上達しないで悩んでいるようなら、戦略を一緒に練ってみましょう

 

どうしても辞めたいなら

 

話を聴いている中で、

「もう野球が辛くて辛くてしょうがない」

「監督の姿を見るだけで吐きそうになる」といった言葉が出てくることもあると思います。

 

そうなってくると「そこまでして頑張る意味あるのか?」と考えてしまいます。

 

その場合は、

「辞めてもお父さんお母さんは攻めないよ」と言うのが良いのかなと思います。

 

精神的に非常にまずい状態になっている場合などは、

「じゃあ辞めようか」とこちらが決定してあげた方が良い場合もあると思いますが

基本的には本人に決めて欲しいです。

 

僕は良く母親からこの言葉を言われていました。

小学校の野球が辛くて何度も泣きながら「もう嫌だ」と言っていましたが、

その度に「辞めてもお母さんは攻めないよ」と言われていました。

 

結果的に野球は大学までやりました。

 

「ダメだったら辞めても大丈夫!」という気持ちは、続ける勇気をもらえる言葉なのかもしれません。

 

また、終わりを決めることも効果的だと思います。

 

僕はスイミングのテストに一度落ちたのが非常に恥ずかしくて、

「もう辞めたい」と言ったことがあります。

その時に言われたのが、

「平泳ぎが泳げるようになったらやめてもいいよ」でした。

じゃあそれまで頑張ろうと思った僕は平泳ぎを習得して、辞めました。

 

このように期限が決まっていると、ある意味腹を括って頑張ることが出来ますので、

提案してみるのも良いと思います。

 

 

またまた長くなりましたがまとめると

 

・まずは相手の思いを聴いてみる

・一緒に戦略を考える。何も考えずにただ頑張るはNG

・どうしても辞めたいなら、辞めても攻めないよと許可を出してあげる。

 

がいいのではないかと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

色々思うことがあるテーマだと思いますので、コメントいただけたら嬉しいです。

 

今日も事故に気をつけて頑張りましょう!

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