大人なら知っておきたい! 金利って何?

皆さんこんにちは!

 

本日は金利について書きたいと思います。

 

この記事を読んでいただくと

・金利を知ることで、住宅ローンを組む際に役立つ

・投資を始める為に役に立つ

・ニュースの内容が分かるようになり、年上の人との会話について行ける

様になると思います。

 

本日の内容はこちらです。お時間のない方は、まとめだけでも読んでいただければと思います。

 

目次

金利とは?

 

金利とは、

お金を借りた時に発生する利子が、元の現金の何パーセントか?を表すものです。

 

通常は年利といって、1年間借りたら何パーセントの利子が付きますよというもので表されます。

 

つまり

100万円を年利1%で、借りた場合は利子として1万円が発生する

ということです。

 

金利が変わると、どうなる?

 

金利が高くなった場合

 

金利が高いとうことは、利息が高くつくので、普通、お金を借りたくないですよね。

 

よって、新たにお金を借りて事業を拡大していくという人は少なくなります

 

銀行からお金を借りるのとは逆に、

金利が高ければ銀行にお金を預けることでもらえる利息が増えます

よって銀行にお金を預ける人が増えます

 

「昔は金利が高かったから、銀行の定期預金にお金預ける人も多かった」

なんて話は一度は聞いたことがあるかもしれません。

 

さらに、銀行に預けるお金が増えるという事は、必然的に手持ちのお金が減るので

消費も減少します。

 

ちなみに、

 

普段あまりイメージにないかもしれませんが、銀行口座にお金を預けるという事は、

その銀行にお金を貸しているのと同じです

 

超超超低金利ですが利息も発生しています。

 

僕が現在預けている銀行の普通預金の金利を調べてみた所、

 

0.001%でした・・・

 

つまり、

100万円を貯金するという事は、

「100万円を貸してください。利息として年間100円(100万×0.00001)あげるから」

という条件でお金を貸しているようなものです。

 

実際には金庫替わりの人がほとんどでしょうが。

 

金利が下がった場合

 

逆に金利が下がった場合は、少ない利子でお金を借りることができるので

お金を借りて新しい事業を起こしたり・事業を拡大する人が増えます

 

住宅ローンを組んで家を建てたいという人にとっても、金利が少ない方が非常に有利です。

 

現在、日本は超低金利時代です

 

住宅ローンの変動金利は0.6%で借りることができます。

住宅ローンについては、また別の記事で書きますね。

 

また、金利が低い所にお金を預けてもしょうがないので、預金にお金は回さず

手持ちのお金が増えるので消費が増えます

 

金利が高い

・お金を借りて新しい事業や事業拡大する人は減る

・預金する人が増えて、消費は減る

 

金利が低い

・お金を借りて新しい事業や事業拡大する人が増える

・預金する人は減って、消費が増える

 

ということです。

 

金利はどうやって決まる?

 

金利は、違法でない範囲で、銀行などの金融機関によって決めることが出来ます。

 

金利はさまざまな要因で変化しますが、

大きな要因の一つとして、

 

銀行にお金があるか?

 

というのが関係します。

 

銀行にお金があまりない場合

銀行にお金があまりない場合は、銀行にお金を集めないといけないですよね?

 

よって、銀行は「高い利息を払いますのでお金を貸してください」といって

金利を高くし、銀行にお金を預けるよう仕向けます

 

また、銀行からお金を借りたいとなった場合も

「うちもお金ないから簡単には貸せないよ、もし借りたいならある程度の利息は払ってもらわないと」

といって、

お金を貸すのを渋る、貸すとしても高い金利を設定する

と言ったことになります。

 

銀行にお金が十分ある場合

 

お金が十分にある場合は、お金を他から借りる必要性が低いので、

 

「この金利で嫌なら、貸してくれなくてもいいですよ」

といって金利を低く設定します。

 

お金は十分にあって、沢山貸して利息を貰いたいので

「利息はそんなにいりませんから、お金借りませんか?」

銀行からお金を借りるのを促してきます

 

つまり、

銀行にお金がある➡金利は低くなる

銀行にお金がない➡金利は高くなる

ということです。

 

では、銀行にお金があるor無いはどうやって決まるのか?

 

それは、日本銀行がコントロールしています。

 

日本銀行の金融政策

 

日本銀行は、個人や個別の企業などは相手にせず、銀行などの金融機関だけを相手にして、

日本のお金をコントロールしています。

 

銀行は、日本銀行に口座を持っており、日本銀行にお金を預けたり、借りたりしています。

なので、

銀行の銀行

とも呼ばれています。

 

以下より、日銀が行う2つの経済政策とそれによって金利がどう変動するかを説明します。

 

公開市場操作

 

公開市場操作とは、日本銀行が銀行に国債などを売り買いして、金融市場の資金量を調整することです。

 

どうゆうことかというと

 

日本銀行が、銀行が保有している国債を買うことで、銀行にはお金が入ってきます

そうすることで、銀行にお金の余裕ができる為、他の銀行や個人・企業に貸しやすくなる。

結果、金利は減少する。

これを買いオペレーションといいます。

 

逆に日本銀行が、銀行に国債を売って銀行からお金を受け取ります

そうなると銀行にあるお金が減少するため、お金を貸し辛くなります。

結果、金利は上昇する

これを売りオペレーションといいます。

 

買いオペレーションと売りオペレーションを使い分けて、日銀は金利を調整しています。

 

預金準備率操作

 

銀行は、日本銀行に口座を持っていて、一定割合の預金を日本銀行に預けることが義務付けられています

この預ける金額の割合(預金準備率)を決めているのも日本銀行であり、

これを上げたり、下げたりすることで、金融市場の資金量を調整します。

 

日本銀行が預金準備率を上げた場合

銀行は沢山のお金を日本銀行に預けなければならない為、資金が減ります

先ほど同様、資金が減ると金利は上昇します

 

預金準備率を下げた場合

銀行はあまりお金を預けなくてよくなったため、資金に余裕ができます

資金に余裕が出ると金利は減少します

 

以上2つの金融政策を中心に、日本銀行は金利を調整しています。

 

 

日本は今超低金利時代です。

これはつまり、

「金利は低くするから

 

たくさんお金を借りて、いろいろな事業に挑戦してほしい

 

お金は預けてないで消費してほしい」

というメッセージが込められていると考えられるのではないでしょうか?

 

まとめ

 

・金利とは、お金を借りた時に発生する利子が、元の現金の何パーセントか?を表すもの

 

・金利が上がると、新規事業・事業拡大が減る、消費が減る、預金は増える

 金利が下がると、新規事業・事業拡大が増える、消費が増える、預金は減る

 

・金利は、日本銀行が金融政策によってコントロールしている

 

となります。

 

参考書籍はこちらです。

 

 

さすが池上彰さん!というだけあって非常に分かりやすいです

経済の基本が非常にたくさん書かれており、今後もこの本を参考に記事他の記事も書いていきます。

 

余談ですが、真面目そうなお義父さんや彼女のお父さんと話すときに経済の基本がわかっていると

会話がしやすいですよ!

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

今日も笑顔でやっていきましょう

 

 

 

 

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