課題の分離 今の時代だからこそ知って欲しい

皆さんこんにちは!

 

今回は課題の分離についてです。

 

この記事を読んでいただくと

・人間関係で悩むのが少し解消される

・周りにあまりイライラしなくて済むようになる

・少し多様性を認められるようになる

と思います。

 

みなさん人間関係に疲れていませんか?

 

「退職の理由はなんですか?」

というアンケートの結果をみると

人間関係が原因

と答える人が大半の様です。

 

 

 

また、現代社会は、多様性を認めるようになってきています。

 

「男だから~」

「女だから~」

「普通、新人なら~」

なんていう価値観の押しつけは、セクハラ・パワハラと呼ばれ、排除されます。

 

そんな今だからこそ

課題の分離

を知っておいて欲しいのです。

 

課題の分離を知ると、少し気持ちが楽になり、優しくなれます。

 

今回は、岸見一郎 古賀史健 著 「嫌われる勇気」 ダイヤモンド社

を参考に書かせていただきます。

 

目次

課題の分離とは

 

課題の分離とは、

「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある

(「嫌われる勇気」 P140より)

という考え方です。

 

わかりやすい例で言うと

「自分の子供が勉強しない」という状況に対して

 

「子供が勉強するようになる」というのは

子供の課題であって、親の課題ではないのです。

 

誰の課題かを見分ける方法は

 

「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」

(「嫌われる勇気」 P141より)

を考える事です。

 

子供が勉強しなかったことによって、

・先生に怒られたり

・受験に失敗して希望の学校にいけない

という結末は、子供が引き受ける為

「勉強する」という課題は、子供の課題という事になります。

 

「じゃあ何もしないで放任するの?」

と思う方もいると思いますが、放任ではありません。

 

放任とは、子どもがなにをしているのか知らない、知ろうともしない、という態度です。

 

そうではなく、子どもが何をしているのか知ったうえで、見守ること

 

勉強についていえば、それが本人の課題であることを伝え、もしも本人が勉強したいと思った時には

 

いつでも援助する用意があることを伝えておく

 

けれども、子どもの課題に土足で踏み込むことはしない。

 

頼まれてもないのに、あれこれ口を出してはいけないのです。

 

(「嫌われる勇気」 P142より)

 

また、自分の選択や行動に対してあれこれ言ってくる人に対しても、

その選択について他者がどのような評価を下すのか。

これは他者の課題であってあなたにはどうにもできない話です。

(「嫌われる勇気」 P147より)

と書かれています。

 

つまり、「あれをやってみたいけど、上司はなんて思うかな・・・」

なんて思う必要はないのです。

 

自分にとっての最優先の課題は何か?を常に考える事。

 

他者の課題には手を出さずに自分の課題には誰一人として介入させない

 

これが課題の分離です。

 

課題の分離で楽になる

 

課題の分離ができると、まず心が楽になります。

 

自分も非常に苦手なスタッフがいました。

 

他部門で、地位があり、上から物を言ってくる態度が非常に苦手で、

また私の態度も気に入らないようなので何回か言い争いをすることもありました

 

それ以来、何かしようとするにもその人の存在が気になってしまい、凄くストレスが溜まっていきました。

 

しかし、課題の分離で考えると

「あの人が自分をどう思うか?は相手の課題である」

と考えることができ、気持ちが非常に楽になりました。

 

その方が、あまり気にせずに話しかけることが出来るので、以前よりは関係性が良好になってきました。

 

また、私は子供が二人いるのですがよくケンカをします。

 

大体は、おもちゃの取り合いになってどちらかが負けて、負けた方が大泣きするというパターンです。

 

以前は、「何があったの?!」と尋問のように聞いて、

「それはお兄ちゃんが悪い」と、まるで裁判官のような役割をしており、

ストレスもたまるし、「本当にこれでよいのかな・・・」と思っていました。

 

今は、「仲直りする」のは子供たちの課題と考え、

「二人でよく話し合いなさい」と言って見守ることにしました。

 

私の課題は、

”手を出さないか?” ”きつい言葉を言わないか?”を見ていること

としているので、ほとんど口を出しません。

 

すると意外と、子供たちだけで解決して、また仲良く遊んでいるんですよね。

 

このように私は課題の分離を使って楽になりました。

 

課題の分離で優しくなる

 

以前から仕事に熱がない人が嫌でした。

 

昼休みには携帯ゲームと昼寝。休みの日に研修に行くこともない。

仕事中も一生懸命やっているように見えない。

 

そんなスタッフをみて

「なんでもっと頑張らないんだ!」

とイライラしていました。

 

しかし、仕事を頑張らないことによって

給料が上がらなかったり、スキルが向上しないので転職ができなくなる

といった結末はその人本人が引き受けるものなので、

 

僕自身はあまりイライラしなくなりました。

 

いや、まだ少しはなります。(笑)

 

もし、自分の部下が頑張らない為に”患者さんに迷惑が掛かっている”

なんて場合は、

「部下に声をかけて具体的な指示を出す」

「もしもだめなら自分が担当する」

のが自分の課題だと思ってやっています。

 

自分の部下が担当している患者さんに迷惑をかけないのは

自分の課題だと思っているので。

 

不思議とそうすることで、以前よりは大分優しくなれました。

 

しかしそうはいっても・・・

 

さていろいろと書いてきましたが、

 

これってめっちゃ難しいんですよ!

 

子供が勉強しなくても、冷静に「いつでも手伝うからね」とニコニコなんてなかなかできないです。

「いいから勉強しなさい!」とか言っちゃいます。

 

他の人がなんて思うかなんて気にしないとはいっても

やっぱり人の眼って気になるじゃないですか?

 

なので、いきなり全部ではなく、少しずつでいいから導入してみませんか?

 

これはきっと、長い練習と経験が必要です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

実践していくのは中々難しいですが取り組んでいくなら早い方が絶対にいいですよ!

是非読んでみてください

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今日も楽しく行きましょう!

 

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