どうやって腕を磨くか?

皆さんこんにちは!

 

今日は、どのようにして腕を磨くか?

について書きたいと思います。

 

前回の記事で、

真の仕事の報酬とは、給料や地位といった目に見えるものではなく

・能力

・仕事

・成長

といった目に見えないものであると説明しました。

仕事の報酬とは何か?

 

今回の記事では、その中の「能力を高める 」

つまり「腕を磨く」にはどうすればよいか?

について

前回同様 田坂広志さん著

仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして (PHP文庫)

を参考に説明していきたいと思います。

 

この記事を読んでいただくと

・いろいろなセミナーに行き過ぎて、道を見失う事が防げる

・上司や同僚への不満が減る

と思いますよ。

 

それでは参りましょう!

 

目次

スキルアップの誤解

 

本書には、

どのようにして腕を磨くか?を説明する前に1つ誤解を解いておく必要があります。

と書かれています。

 

その誤解とは何か?

 

 

それは、「専門資格取得によるスキル・アップ」という誤解です。

 

すなわち、書籍や学校において「専門知識」を学び、

資格試験を受けて「専門資格」を取ることによって、

「スキル・アップ」ができるという誤解が、いま、世の中に溢れているのです。

(田坂広志著 仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして  PHP文庫 P47より)

 

これは、非常に納得ですよね。

 

私も理学療法士という専門資格を持っていますが、

資格を取得しただけでは何もできませんでした。

 

実際に患者さんにどんなリハビリをしたらいいのか?

治療方法はこれで大丈夫か?

といった専門知識だけでなく

 

患者さんと上手くコミュニケーションがとれているか?

患者さんが遅刻した場合、次の方も待っているし、どうすればいい?

といったヒューマンスキルの不足も痛感します。

 

従って、我々が、もし本当に、

プロフェッショナルとしての「能力」を磨きたいと思うならば、

この「専門資格」を取ってからが、勝負です。

(田坂広志著 仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして  PHP文庫 P51より)

 

このような話を聴くと

「当たり前じゃん!」

と思う方もいらっしゃると思いますが、

 

実際どうでしょう?

 

「この資格を取ったのに全然給料が上がらない」

と不満を漏らしたり

 

将来を不安に思い

「〇〇法」といったものや

「〇〇3級」といった資格を取りに行っていませんか?

 

僕も3年目くらいまで、「とにかく資格を取ろう」と思っていた時期がありました。

 

皆さん心の中では、「資格を取っただけではだめだ」と分かっていながら、

ついつい目に見えるスキルを求めてしまう。

 

そんな気持ちがあると思います。

 

資格を取ること自体は悪い事ではないですが、

・資格を取っただけではだめという事

・そこに付け込んでくるビジネスもあるということ

は忘れないようにしてください。

 

僕も気を付けます!

 

いかにして腕を磨くか?

 

では、本題の「いかにして腕を磨くか?」について説明します。

 

結論から申し上げると

「師匠」を見つける

これが最も適した方法です。

 

 

それは何故か?

 

プロフェッショナルの「スキル」というものは、

そもそも「言葉では表せない知恵」であるため、

参考書や専門書、テキストやマニュアルでは伝えられないものです。

 

そして、プロフェショナルの「スキル」というものは、

極めて「個性的」なものであるため、

学校や研修など、多数を相手にした「マス・エデュケーション」では、

やはり伝えられないものです。

(田坂広志著 仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして  PHP文庫 P54より)

 

 

要するに、

言葉では表せないし、極めて個性的であるから、

師匠から直接伝えられ、直接弟子が掴んでいくもの

 

それがプロフェッショナルのスキルである。

 

だから

腕を磨くためには師匠を見つけよ

という事になります。

 

そして師匠からは、

「呼吸」:リズム感とバランス感覚

「着眼」:反省の技術

「心得」:心構え、心の姿勢

という3つの基本を学ぼうと本書には書かれています。

 

詳細については、

仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして (PHP文庫)

を読んでみてください。

 

 

そう言われると

「いや僕の周りには師匠と呼べるほどの人はいない」

と思う方もいらっしゃると思います。

 

わかります。

 

そんな方にお勧めしたい師匠の見つけ方が

一芸を学ぶ

「反面教師」として学ぶ

です。

 

周りを見渡してみた時に、

全てにおいて尊敬できる

なんて人には中々出会えません。

 

しかし、「あの人のああゆう所すごいよなぁ」と思うことだったら

けっこうありませんか?

 

必ず学ぶべき素晴らしいものが、1つある。

(田坂広志著 仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして  PHP文庫 P85より)

 

そう思いながら、探してみると

・人を和ませる技術の師匠

・電話対応の師匠

・仕事を早く終わらせる師匠

 

といった具合に沢山の師匠が見つかると思います。

 

もうひとつは「反面教師」として学ぶという事

 

これはイメージしやすいと思いますが、

「あの人のようにはなりたくない」

といった皮肉な意味合いではなく、

 

他人の中にある「欠点」は、必ず、自分の中にも、ある。

(田坂広志著 仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして  PHP文庫 P88より)

といった意味で使いましょう。

 

そうすることで、

 

この言葉を使って他人を「裁く」という過ちから、免れることができる。

そして、この言葉を、自らの姿を映し出す「鏡」として、使うことができるようになる。

(田坂広志著 仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして  PHP文庫 P88より)

 

と思います。

 

・一芸を学ぶ

・反面教師として学ぶ

 

この2つの心得を意識して、師匠を見つけましょう!

 

まとめ

 

・腕を磨くというのは「専門資格をとる」「専門知識を学ぶ」といった事ではない

・腕を磨くためには師匠を見つけよう

・師匠の見つけた方は「一芸を学ぶ」「反面教師として学ぶ」という2つの心得を使って見つけよう

 

 

以上参考になれば嬉しいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

今日も仕事頑張りましょう!

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