知らないと損する筋トレの基礎

こんばんは!

 

本日は、知らないと損する筋トレの基礎について書きたいと思います。

私は現在、理学療法士という仕事をしています。

理学療法を学ぶ過程で、人間の体の事やトレーニングについても多く学んできました。

学んできていつも思うことが、

「学生時代に知っていればよかった・・・」

ということです。

 

特に

「瞬発力を高めるトレーニングと持久力を高めるトレーニングは違う!」

ということを知っていれば!!!と今でも思います。

 

よって、今回は絶対に知っておいた方が良い、

「瞬発力を高めるトレーニングと持久力を高めるトレーニングの違い」について説明していきます。

 

目次

1. なぜ違うか?

 

骨格筋と言って、関節を動かす筋肉は大きく

赤筋線維(遅筋)

白筋線維(白筋)

の2種類の線維に分けられます。

 

赤筋繊維は、遅筋とも呼ばれ、収縮スピードは遅く、瞬間的に大きな力を発揮することは苦手ですが、

繰り返し収縮しても疲れにくいという特徴があります。

 

白筋線維は、速筋とも呼ばれ、収縮スピードは速く、瞬間的に大きな力を発揮することが得意ですが、

その反面、疲れやすいという特徴があります。

 

赤筋繊維と白筋線維はよく魚を例に説明されます。

マグロなどの赤身の魚は、大海原に出てたくさんの距離を泳ぐのに適しており、

ヒラメなどの白身の魚は、海底にいて、獲物が来た時だけ素早く動くのに適している。

なんて説明を受けると「あ~なるほど」と思う方も多いと思います。

 

要は、

瞬発力を鍛えたければ白筋線維

持久力を鍛えたければ赤筋線維

鍛える必要があるのです!

 

そして、

白筋線維は、強い負荷で少ない回数トレーニングする事で鍛えられ、

赤筋線維は、弱い負荷で多い回数トレーニングする事で鍛えられます。

 

2. しかし、実際は・・・

 

もし過去にスポーツをやっていた方、又は現在も部活動でスポーツを行っている方、

良く考えてほしいのですが、

 

監督やコーチに支持されたトレーニングって基本的に

数多くなかったですか???

 

「素振りは1日500本振れ!」

「腕立て100回!」

「腹筋100回!」

「スクワット300回!」

「ランニング10km!」

 

全部、回数多いんですよ!!!

この方法だと、基本的に鍛えられるのは赤筋線維が有意に鍛えられます。

あとは、根性が鍛えられます。(笑)

 

赤筋線維は前述したように、基本的には持久力に優れている線維であるため、

足を速くしたり、投げるボールが早くするトレーニングとしては適していません。

 

例えるのであれば、

100m走でオリンピックを目指している選手に「毎日30km走れ」と言っているようなものです。

皆さん、「いやいや、それマラソン選手でしょ!」って思うじゃないですか?

 

それなのに何故か、いまだに多くのトレーニングに、

回数を多くして持久力と根性を鍛えるトレーニングが採用されています。

 

以前、メジャーリーガーのダルビッシュ有選手が、「走り込みはいらない」と発言し物議をかもしましたが、

この背景には、筋繊維の考え方があると思われます。

 

実際に、瞬発力を鍛えるのであれば、

「10回しか出来ないほどの重りを持ってスクワットする」

「腕立て伏せは片手でやる」

など、負荷を強くして回数は少なくやる必要があります。

 

 

厳密には、スポーツの競技特性に応じて、赤筋線維と白筋線維をバランスよく鍛えるのが望ましいと言えます。

しかし、とにかく赤筋線維有意のトレーニングが多い!

 

私も学生時代、毎日スクワット300回やっていたんですよ!

けど全然、ボールも早くならないし、足も早くなりませんでした(悲しい・・・)

 

もしも、学生時代に知っていれば

「球を早くするために、このトレーニングは強い負荷でやろう」

「たくさん投げても疲れにくくするために、このトレーニングは弱い負荷でやろう」

とやることが出来ました・・・

 

知っていればもっとうまくなれたかも!!!と今でも思います。

 

皆さんはこうゆう思いをしなくて済むように、

瞬発力は、強い負荷で少ない回数

持久力は、弱い負荷で回数多く

是非覚えておいてください!

 

1つ注意なのが、強い負荷でやる場合負荷が強すぎるとケガをしてしまう恐れがあります。

なので、いきなり超強い負荷のトレーニングを行うのではなく、ちょっとずつ負荷を強めていく必要があります。

「じゃあどうやって負荷を調整するの?」とお困りの方には下記の本がおすすめです。

 

 

トレーニング機材も必要なく、しかも細かく負荷量が調整されたトレーニングが載っています。

僕もこの本のトレーニングをやっています。

この本の方法で行えば、安全かつ確実に鍛えることが出来ます。

興味のある方は、是非読んでみてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

明日も良い一日にしましょう!

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